技術士補(建設部門)合格を目指す全ての方へ。基礎・適正科目攻略のポイント2。
自分への備忘録として、そして同試験合格を狙う全ての同志へ。
今回は、設計・計画に関して、特に出題頻度が高いかなぁ…っていうところを纏めてみました。
※文章を書くより、絵を描く方が時間がかかったなぁ…。
1群 設計・計画に関するもの
1.直列/並列システムの信頼度
まず「信頼度」とは、判断・性能・行動について、信頼できる程度の事で、統計学においては区間推定の確率的精度を示す値の事。
直列の場合、単に掛けるだけですが、並列の場合はちょっと公式を覚える必要がありますね。
直列と並列が一緒になっている問題では、まず並列の部分を求め、最後に全体を直列として計算する必要がありますね。
2.信頼度と故障率の関係
故障率とはなんぞや?と思う方もいるかも知れませんが、あまり深追いはせず、公式を覚えましょう。
3.クリィティカルパス
クリティカルパスとは、作業工程で最も時間がかかる経路の事です。
その工程に遅れが生じると、後から続く工程にも影響(遅延)が発生します。
上図のアローダイヤグラム(プロジェクト中の工程や工期の関係を矢印、数字(工程)などで示した図)を用いた場合、赤線が最も時間がかかる経路となります。
4.抜取検査
抜取検査とは、検査ロットから無作為に一部を抜き取って検査を行い、不適合品の数で検査を行う方式です。
適合品を不合格としてしまう事を「生産者危険」。
不適合品を合格としてしまう事を「消費者危険」。
誰が損するか?を考えればわかりやすいですね。
この2つのバランスは「合否判定個数」を用いて調整されます。
また、「なみ検査」と「きつい検査」という言葉だけ覚えときましょう。
5.設備の保全
- 予防保全…使用中の機器の故障を未然に防ぐために決められた時間や基準に基づいて保全を行う。
- 時間計画保全…定められた時間で保全を行う。
- 定期保全…決められた時間間隔で行う。
- 経時保全…決められた累積時間に達したら行う。
- 状態監視保全…機器の動作状況や劣化状況をモニタリングした結果に基づいて保全を行う。
- 事後保全…故障が起きた後に保全を行う。
まとめ
何度も解く。何度も読む。覚えようとするのではなく、自然と身につけるのがベスト。